1月24日(火) 晴れ
今日は前の記事でお話しした新しい畑の暗渠排水の工事をしました。
暗渠とは地中に設けた排水設備のことで、雨などで土にしみ込んだ水分を適度に畑から排出する効果があります。ちなみに畑の地表に切った溝などのことは明渠とよびます。

ユンボで掘った溝に排水用のパイプを埋設します。
溝は平行に5m間隔で掘ってあり、畑の横の水路に向かって水が抜けるよう、わずかに傾斜をつけてあります。
排水パイプには全体に細かい穴が開いていて、集めた水が流れる仕組みになっています。

溝にはパイプの他にも、もみ殻や竹なども埋めます。こうすることでより多くの広範囲の水を効率的に集められるようになります。
竹などはいずれ朽ちて分解されますが、その頃にはパイプの周りに水の路が出来ている寸法です。

この畑は前まで田んぼだったため水はけが悪く、ユンボで溝を掘っても掘った端から土が崩れてしまいます。雨や雪で作業を中断するわけにはいかないので冬のフルメンバーで一気に仕上げます。
マリリンは誰にも構ってもらえなくて少しさみしそう。
ぶどうの栽培において畑の水はけの良さはとても重要です。梅雨の長雨のような近年の異常気象にも対応できるよう、畑作りからこだわっていきたいです。